新古今東西お笑い見聞録



皮肉を言おう

2002年03月18日(月)

最近は語彙の低下からなのか
相手に対する皮肉というものを
全く聞かなくなったような気がする。
まぁ最近の皮肉屋さんの筆頭といえば
田中真紀子衆議院議員なのですが
彼女の皮肉は非常にわかりやすく
いいものだと思えます。

さて今日はなぜこのようなことを書いたかというと
皮肉も笑いの範疇に十分入るからで、
皮肉っていやな相手を笑い飛ばそうという
ポジティブな思想がまたいいわけです。

日常生活でも嫌なことをされたり、嫌いな相手を
直接的な言葉で中傷してもそれは自分が悪者に
なるだけで、何も得はありません。

皮肉を十分に効かせて相手へ攻撃すれば
相手がわからなければ、それは相手が莫迦ということ
相手がわからなくても回りがわかれば
わかった全員でコケにできるのです。

しかし皮肉を言うにはそれなりの知識と
ボキャブラリーが必要となります。
それなりの知識とは深い知識ではなく
より幅広い知識がということで
皮肉を言うにはひとつの事に精通するのではなく
多くのものを知る目が必要なのです。

最近の受験戦争や、教育改革で必要のないものは
しなくてもいいような風潮がありますが
世の中に必要のない知識は存在しません。
このような風潮のおかげでユーモアのある皮肉が
影を潜めたり、皮肉についていけない莫迦が
量産されているのです。

むかし「くそくらえ節」というフォークソングが
ありました。あまりにも皮肉に富んだ内容のため
発売禁止になり今では手に入れることも難しいと
思いますが、この歌の中には非常に痛い所をついた
皮肉がいっぱいになっています。

古き良き時代などという事はいいませんが
もう少し言葉を知って無用な争いごとを避ける、
もしくは一言で相手を打ちのめすというような
方法が取れないのかと思うのです。

皮肉は争いごとを笑いに変えることも出来るもの
使えるという事は大きな武器になると思います。

人を口舌の刃で直接傷つけるくらいなら
高度な皮肉を発して自分を高めたほうが
相手には大きなショックを、それも反撃できない
ショックを与える結果になるのですが・・・

今の低ボキャブラリー時代には無理な話のような
気もします。
最近の言葉は1つの意味しか持たないですから・・・

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