僕の空を探しに...星砂

 

 

2002年04月28日(日)

剃刀




剃刀もカッターも
もういらないはずだった
私の中の血は静かに流れ始め
暖かくなり始めていたはずだった


なぜ


体中の血が逆流するかのように
涙溢れ血が騒ぎ
気づけば剃刀を持っていた


慰めなどいらない
同情もいらない
自分もいらない


私がほしいものは


静けさ・・・

冷たい空気・・・





本当は何もいらないのかもしれない





何も望んではいけないのかもしれない





人を傷つける自分など
大嫌いだ


...



 

 

 

 


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