するめ烏賊の空
もくじ軌跡


2001年09月08日(土) attitude

中学3年間、高校で1年間英語を勉強したといっても
よくある日本人の典型で、ネイティブの英語を聞き取れなかったり会話できなかったり。
なもんで、こっちに来たての頃は随分苦労をしたんですね。
それはもう授業聞いてるとまるでBGMのような感じでして。英語が耳からはいってくると、そのまま意味を成さずして抜けていってました。

其れが半年ぐらい経った頃から漸く英語を“ことば”として理解できる様になってきました。
といってもものすんごい早口の人とか、訛ってる人のは今でもわかりませんが

しかし、英語を喋ると云うのは又別格なのです
苦手というかそりゃあ苦痛です。
原因は明確でして、言葉を口に出す前に文章を頭に如何しても思い浮かべている訳です
だから会話はテンポがオカシイし、喋ったとしてもこれまた私の発音が悪くて
正確な単語として聞きとってもらえなかったりします。

そんなわけで
授業中には当てられないように小さく縮こまってたり、先生達も私の英語がイケてないと分かっているから
無理に当てられたりと云うことはありませんでした
今までは。

新学期に入って、私が取ったクラスに10年生(高1)の英語がありまして
其の先生が実に厳しいかったのです。良い人なんだけど
毎時間ごとに課題は出るし、しかも其の課題を皆の前で発表させるんです。
これが今までの先生達ならば、私の英語は多分要領を得ないので飛ばして進める訳だけど、此の先生つーかおっさんは容赦なく私も喋らせます。
このあいだ初めて自分の作文を発表した時は、そりゃもう緊張しまくりで
しかも皆の戸惑い気味の微妙な顔が見えたので、更にヘロヘロになりました

本当に大嫌いなんですけど(フォント変えるぐらい)
こう云う場を違うクラスを含めて何回か経験するうちに
やっぱり慣れてくるんですね。ええ。
するともともと神経歪んで図太い私は、通じてないだとか、正しい文とか気にしなくなってくるんです。
いや、しなくちゃいけないんですけどね。ははは。
気がつくと微妙な快感を感じていました。
そういや、日本で音読とか好きだったなあとか思い出します。

今まで只管、自分を小さくしていたんですけど
中国訛りバリバリで喋る中国人とか見ると
やっぱりアウトプットの能力を鍛えなくちゃなぁと思う此の頃なのです。


ゆら |MAIL