風のひとり言
kaze



 Mへ

マイナスパワー全開中だと、いつも思い出す人がいる・・・
心の中ではずっと追い求めていても、
もういいかげん気持ちに整理をつけなくてはいけない。
そのためにも、書き記しておく・・・・・・
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Mへ・・・

最近は何してる?どう暮らしてる?
会えなくなってから、もう6年近く経ったかなぁ。
いきなり姿を消したんで、気持ちを整理するのに時間がかかったじゃん(笑)
ここ6年・・・俺の本心を聞いてくれる人が見つからなくて、
おかげで随分溜め込んだりもした。
でも、ようやく話せる相手が見つかったよ。多分・・・(笑)
自分を曝け出してもいいかなって思う。
俺が本気で支えたいって思う相手。
そして、その人にも支えてもらいたいって思ってるかなぁ。
要は関わっていたいんだろうね・・・相変わらずだよ俺は(爆)

ごめんな・・・全然会いにいけなくて・・・
でも、お前の居場所を聞くために、お前の両親に電話することも出来ないんだ。
あれから・・・大変だったみたいだから・・・

この前お前の夢を見た。
いつもと同じ笑顔で「よぉ!」って声を交わした。
夢だとわかっていながら・・・何故か涙がでてた・・・
やっぱり割り切れない哀しさなんだな・・・

本当は、話したいこと山ほどある。語り尽くせぬくらい・・・
でも、それはもう叶わない夢だから・・・
だからいつまでも見守っていてくれよ。

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Mは私の真友だった。そう呼ぶに相応しい友達だった。
彼とは7年間の付き合いだった。
一緒に仕事をし、よく遊び、よく話した・・・
俺は飲めないのに、何故か奴とだけは飲みに行った・・・
彼には自分のことは何でも話せた。
そして彼も色々話してくれた。

彼と出会ったとき、彼は既に病魔に冒されていた。
先天性白血病・・・
出会った時点で2〜3年の寿命だという事を知らされていた。
しかし彼は持ち前の明るさと頑張りで、7年も生きてくれた・・・

結局最期は看取ることが出来なかった
母親に面会拒否をされた数日後、病院から退院したことを知らされた。
死亡退院・・・
彼の墓がどこにあるのかは知らない・・・
人づてには、母親が正気を失ってしまったとも聞いている・・・
そして夫婦はばらばらになったらしい・・・

墓参りには行けないが、自分の心の中で、彼は今でも生きている・・・



2002年01月24日(木)
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