いつもは梅雨の真っ只中で、七夕に星空がのぞめたことは少ない。 それが今年は6月下旬から、梅雨明けしたような暑さと 青空が続いていて、今宵は綺麗な夜空が広がっている。
わたしが子供の頃は、まだ東京の空でも夜は暗く、 オリオン座の中心にある星雲も、双眼鏡で見ることができた。 それがここ数年で、急速に夜空が明るくなって来てしまった。
綺麗な夜空といっても、天の川は見えないけれど… 今宵は星たちの囁きに耳を傾けよう…。 天の川を越えて愛しい人に逢いにゆく、牽牛と織女の 素敵なロマンスの伝説に…
そして今夜は十六夜の月。 満月よりも美しいと詩歌にも詠まれている、 麗しい月が見られる。
現代人は、空を見上げることが少なくなったと言われている。 今夜くらいは足元を見るのはやめて、 空を見上げてみてはどうだろう…。 たとえ雨模様でも、その厚い雨雲の上には、 満天の星空と月が輝いていることを忘れないでいたい…
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