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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2001年11月02日(金) 心配しているのです。

昔、何処にでもいたよね…。
いろいろウルサイこと言うオバチャン。

向こうの曲がり角の駄菓子屋のオバチャン。
通学路の曲がり角にあるおウチのオバチャン。
友達のおかぁちゃん。

姿を見かけると、
「気をつけて帰るんだよー。」
「こら。そんなことしてちゃいけないよ。」

「もぉ。あのオバチャンうるさいんだからぁ」
って隠れながら通学路と違う道、通ったり。

けれど地域の子供たちのこと、とっても気にかけていてくれて、
とっても心配していてくれた、あったかい心のオバチャン。
最近、そういう「オバチャン」いないよね。

娘と一緒にヴァイオリンのレッスンに通ってるお友達、
最近ちょっと気になっている。
ネットで知り合った男の子に逢いにいっちゃったり、
携帯の使用料金も1万円を軽く越えてる。
レッスンもいろいろ理由をつけて休んじゃう。
危なっかしくてとっても心配。
思春期真っ只中だものね。

それでちょっとキビシイこと、言ってみた。
だけどちゃんとわたしの気持ちも付け加えた。

「貴女をとても心配しているの。
 だからこんなこと言うのよ。」

口ウルサイあの日のオバチャンになってみた…。
わたしの「心」は、あったかく伝わるだろうか…。


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]