33年周期で訪れる、テンペル・タットル彗星が撒き散らした塵たちの帯に 地球が接触することで、流星群となって夜空に降り注ぐ。 科学的、天文学的の理屈はわかってはいても、 それはそれは、本当に素晴らしい「夜空の祭典」でした。
am2時半〜4時まで、冷え込みの中、しっかり夜空を見上げていました。 3年前の1998年の時も綺麗でしたが、今回はそれを越えるほど 大きな火球が多かったと思います。 それだけでなく、一際明るく赤く燃えたあと、きらきらと流星痕が はっきり残るのも見られて、とても感激してしまいました。
(流星が長く尾を引いて燃え尽きたあとが、綺麗に残ることを 「流星痕」といいます。)
1時間に5000個の流星が降ったそうですが、そうなると「流星群」ではなく 『流星雨』になるそうです。 「雨のように降り注ぐ流れ星」は、わたしも初めてです。 素敵でした。 街の灯りが届かない山奥に行かれたら、もっと綺麗だったのでしょうね…。
'98年の時も、娘と一緒に見ていたのですが、 今年もしっかり家族で眺めました。 しん…と静まり返った中、音もなく流れ消えてゆく星たちを見ていると 宇宙の営みは、太古の昔から変わらないんだな… と思えて来ます。
また、そんな星たちの姿を見ていると、 わたしの想いも、存在も、本当に小さなものなんだな… そう感じて来ます。
心の容量が、広がってゆきます。
わたしが月や星たちが好きなのは、そんなキモチになれるから… なのかも知れません。
昨夜曇っていて見られなかった人も、寝ちゃった人も、 また12月に、こんなにたくさんの流星は降らないけれど 「こぐま座流星群」がありますので、その日を狙ってみてはいかがでしょう。
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