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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2002年10月10日(木) 受験生の親のタメイキ


進路説明会があった。
今回は都立を第一志望にしている人に絞って開かれた。
今年から学区制が無くなり、行きたい都立高校を自由に
選べるようになった。
だから人気のある高校は、倍率が高くなる。
同時に、選考方法や基準も厳しくなる。
自由になった分、子供たちは大変だ。

娘は、私立に行きたいと言い出した。
いろいろ学校見学にも行ったりしていて、都立と私立の違いを
彼女なりに見てきて、決めつつあるらしい。

学費は、わたしもフルタイム働けば何とかなる。
下に弟妹がぞろぞろいるわけでもないから、娘一人くらい
何とかなる。
何となく不安に思うのは、学費のことじゃない。

それはこの時期に、もう私立一本に絞ってしまっても
大丈夫なのかなっていうこと。
わたしとしては都立も諦め難く、最終決定日までもう少し考えても
いいんじゃない?と言ったら喧嘩になってしまった――。

娘は幼い頃から物静かなコで、今の中学生と比べると
素直すぎるくらいな所もあったりする。
それなりに反抗はするけれど。
都立の自由さはとてもいいと思う。
わたしは自分が私立の厳しい学校に通っていたので
つい――。

都立はいろんな環境のコが、いろんな地域から集まってくるから
校則ひとつとっても、絶対こうしなくてはならないという
ラインを出しにくいそうで、勉強さえしていれば
服装や授業態度が乱れていても、特別構ったりはしないと聞いた。

確かに都立は自由だけれど、自由すぎて乱れに繋がっているのが、
彼女としてはイヤなのだと言う。
授業が妨害されたり、騒がしかったり、そういうのはガマンできない。
落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした気分で勉強したいと言う。

行きたいという私立高校は、校則もかなり厳しいし
進学校だから、日々の勉強もハードだ。
入ったはいいけれど、ついて行くのが大変なんじゃないか…
そういう部分をわたしは心配もしているのだけど、
娘はそれがいいと言う。
校内も広く、環境も素晴らしく、生徒が集まるスペースは
大学のキャンパス並みに綺麗で広い。
制服もかわいい。
そして8年間バイオリンを続けてきた娘にとって、
一番楽しみにしているのが、室内楽部だ。
憧れの弓道部もある。

彼女が自分の足で歩き出したのだ。
見守ってやることが、わたしにとって一番すべきこと
なのだろうと思う。

わかってるんだけどね。

確かに、本人も大変だと思う。
だけどその親だって、大きな不安やストレスと闘っているんだよね。

中3生のコを持つ方や先輩ママさんと交流が持てたらいいなぁ…と思って
web ringや検索エンジンを使って、HPを探してみたけれど
そういうオーナーさんって、あまり居ないんだなぁ…。
中3のコがいる世代って、今一番忙しいのかな。
だからHPなんて開いてる余裕もないのかな。
それともPCは苦手とか機械は嫌いとかって言う人
多いのかなぁ…。

ちょっと寂しかったりして。


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]