Home Page 「槞梛俚庵(るなりあむ)」
3年の間、連続して不幸が重なって、年賀状をずっと出さないでいた。わたしを可愛がってくれた人たちが次々と居なくなってしまった。とてもつらくて、喪中葉書も出す気力が起きなかった。それでも「元気にしている?」と、年賀状を送ってくれたあの人 この人 遠い友達 こころの温まる思いがする。今年も元気で――「見守っているよ」そんな遠い声が聞こえる。年賀状は「生存証明」だと言う人がいる。それだっていいじゃない。優しい「生存証明書」じゃない?そう思うから。