Home Page
「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2003年12月22日(月) ほかほかな演奏会

22日には、娘のchimomoの大好きな男の子が頑張っている
吹奏楽部の定期演奏会があった。

今年の夏のコンクールで金賞を取ったそうで、なかなか実力もあるのだけど
メンバーたちは休日もなく、朝練のために毎朝早く登校したり
それは大変な努力をしている。
わたしも高校時代そうだったから、その苦労は身にしみてわかっちゃう。

部員も多く、1年生がトナカイやサンタクロースになって
ダンスを踊ったり、また「アメージング・グレース」を歌ったり、
抽選会をやったり と とても楽しい演奏会だった。
また曲のできあがりも素晴らしくて、「一生懸命になること」って
ステキなことだなぁ… と感じながら聞き入ってしまった。
今は室内楽部をお休みしているchimomoは、活気のあるステージに
「いいなぁ」を連発していた。
確かに室内楽部は… 寂しいくらい中身がないけれど、もう少し自分の中で
いろんなことふっきれることができたら、3学期の定期演奏会には
出てほしいなぁ… と思う。
音楽は、ダイスキでいてほしい―――。

若いときのつまづきは、いっぱい経験しておいた方が人生の栄養になるね。
そのときはとてもツライけれど。
でも乗り越えたとき、たくさんの得るものがあるから。

普段、学校じゃなかなかEくんと話せないから、この日だったら
周囲が慌ただしく動いてるからチャンスもあるかも!と奥手な彼女が
一生懸命マフラーを編んだ。
もちろん、少し手伝ってやったけれど、それはナイショ。

大きなネップの入った糸なので、3日もあれば編める。
編み物初心者の彼女だから、1週間もみておけばOKだろうと思って。

なかなかステキな編みあがりで、とてもあったかで、出来映えは花◎。
あとは受け取ってくれると良いのだけど――― と心配だけ。

chimomoに輪かけて奥手なEくん、最初は遠慮してばかりで
こりゃ受け取ってもらえないんじゃないか… と柱の影で気をもんだけど
やっと大テレで顔を真っ赤にしながら「ありがとう」と受け取ってくれて。
≪あきこ姉ちゃん≫していたわたしも、ほっ…としたり。

青春っていいわね。
「いのちみじかし 恋せよ おとめ」ね。
なんて言ったら笑われた。

冷たい北風なんて気にならないほど、ほかほかな日曜日だった。


 < 過去  INDEX  未来 >


冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]