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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2003年12月24日(水) 待ちわびたメール

清水寺の舞台はとても高くて、下を覗くと、鳥肌がたつほどコワイ。

だから「清水の舞台から飛び降りる覚悟で」っていう言葉があるんだよね。
そのくらい思い切りがないとできないことの例え。

そんな気持ちでマフラーを渡したchimomo。
待てど暮らせど、Eくんから何の音沙汰もないから
「やっぱり迷惑だったのかなぁ」なんて失望したり、ヤケになったり。

お礼のお返事を期待しちゃ、だめだよ。
そんなつもりで贈り物するもんじゃないよ。
なんて言ってはみたものの―――。

まだまだ16歳。半分子供。
頭じゃわかってても、心はやっぱり大きく期待しちゃってる。
可愛いなぁ… なんて思っちゃう。

その待ちわびたメールがXmasに、やっと届いた。
Eくんは今時の高校生にしては珍しく(?)携帯電話を持っていない。
だからパソコンからメールを送ってくる。
毎日部活でくたくたになって帰ってくるだろうし、パソコンを開く余裕も
ほとんどない状態なんじゃないかな と思う。
勉強もハードだしね。

キーボードを叩くのも、女の子にメールを書くのもまったく慣れてないから
文面も短いし、ぶきっちょだ。

だけどね、ハートを感じる内容なんだ。とっても。
一生懸命なんだよね。
こういうの いいなぁ って思う。

このまま進展することはないのかも知れないけれど、
「青春」を思いっきり味わってほしいと思う。
ほろ苦くて、甘酸っぱくて、二度とない10代の大切な時間を。

メールを何度も読み返して嬉しそうにしているchimomoを眺めながら。


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]