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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2004年01月04日(日) 初詣は幽玄の刻に

初詣というと、元旦の それも陽のあるうちに行ってくるっていう人が
ほとんどだよね。

わたしは小さい時から、お正月3日に近くの神社に初詣に行っていたの。
元旦は親戚が訪ねて来たりして、夜遅くまでお酒呑んでたし、
神社は混むしね。

そんな習慣があって、結婚してからもずっと3日に出かけてた。
一昨年、たまたま夕暮れ時に初詣に行ったら、灯篭に火が入っていて、
その綺麗さに魅せられてしまって。

それからは神社に初詣に行くなら、夕刻が好きになっちゃった。

陽が落ちる頃、灯篭に火が灯されると、暗闇がゆらゆらと浮かび上がり
闇と光がステキに調和するの。
とても美しくて、言葉もなく ただその場にじっとしてしまう。

それは「幽玄の世界」。
灯篭の灯りは遙か彼方の刻を、思い起こさせるような気がするの。

今年もまた、その美しい刻を見たくて、行って来たよ。
この神社には、不思議な縁があるんだ。
(或るRPGゲームにもこの神社 登場するの。)
わたしが生まれた時も、chimomoが生まれた時も初宮参りは
この神社だったの。
結婚したときも、神主さんがこの神社から来て下さって。
縁は、今もずっと続いてるんだ。

今年は、chimomoが前厄なので、お払いをしてもらったの。
厄年は体調の変化があるばかりだけじゃなくて、怖いくらいツイてたり
周囲の人に大きな影響を与えたり といろいろだから
災厄のないように と厄払いして貰うんだよね。
とても厳かで、こころが静まる思いがするんだ。

ところで―――
申年の人って、多いのかな?
今年に限って、毎年たくさんある破魔矢が全部売り切れてて
可愛い銀杏の葉の形をした鈴のついているお守りも、根付も
みんな売り切れだったの。

それから毎年お正月の三が日は、お神酒をただで振舞ってくださるのだけど
今年は心づけを置くようになってて―――。

神社も不況なのかな??
などと、お神酒を頂きながら考えてしまった〜。
(^o^;)あは

今年はもう少し穏やかな年であってほしいね…。


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]