詩-生人-

2002年04月10日(水) 音感

僕は 音を 感じて
息をして 生きて

生きるという事に 此れ程までの
リズムが必要だとは 思わなかった

僕は 音が 支配する
世界に 触れて

生きるという事の 素晴らしさを感じ
そのものへ 近づけない自分自身の不甲斐なさを感じた

息を吸い 息を吐いて
その繰り返しで

太陽は 昇り 沈み
その繰り返しで

僕は 音が 鳴り響く
世界に 居て

僕は 気づかぬうちに
音を 刻み続けている


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沢野生人

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