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三國連太郎にそっくりな私のおじと、母と3人で「木の家」という喫茶店へ出かけた。 ちょうど到着したのが12時頃だったのでそこでランチも食べた。 数時間そこでのんびりして、その後ドライブなどもした。
どうして出かけたかというと、 おじの気を紛らせるためだ。
先日胃の検診を受けたおじだったが結果が思わしくなく、 まだハッキリ結果を知らされたわけではないのだが本人は
「まあ、癌だろうな。」
と言っていた。 そんなおじのカンなどはずれて欲しいものだ。 まだ明るい時間帯はおじも普通に振舞っていたが だんだん日が暮れるにつれ元気がなくなっていくのが分かった。
夕暮れをみていたら母が
「ふつは昔から夕暮れ時が大好きなんだよね。」
と言った。するとおじは
「おお!ふつも好きなのか。おじちゃんも夕暮れ時は大好きだ。」
と言って、じっくりと夕焼けを眺めていた。 おじは夕焼けを見ながら何を考えていたのだろう。
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