今から旅立つコトを知っていてくれて覚えていてくれてどうも有難う。恐らく直ぐに忘却されて消えて仕舞うであろうものを。再度見詰め合えると良い。絡み合えると良い。其の華奢な腕の中に私が在ると良い。そして思い出して欲しい。私の本当の名前、醜態を。笑って欲しい。毀れん程に見開いた瞳で。