懊悩煩悩
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二度目の指輪。 前回より見るべき細かいチェックポイントが増えたためか、結構三時間経つのが早かったような気が。ホントに細部までこだわった映像なので見飽きないんですわ。リピーターが多いというのにもなるほど納得。見るたび新たな発見がありますよ。そしてフロドは相変わらず美しい。愛しいひと…シャー!
で、戸田なっちの誤訳。んもー呆れるぐらい沢山あってどこから指摘していいのかわからん、というぐらいてんこ盛り。己のヒアリング能力の低下ぶりにも呆れながら、必死で聞き取ってたのですが物語の肝とでもいうべき部分での誤訳はどうなのよなっち。解釈間違えたらいかんでしょう…なんでも、原作を全く読まずに訳したらしいですがそれはプロとしてどうなんですか。英語の教科書の訳をしてるわけじゃないでしょうに。二人称が「君」と「あなた」では雲泥の差でっせ。あとしゃべり方もねーちゃんとキャラを掴んでないからそういうことになるのですよ。先に吹き替え版を見られたのは本当に幸いでした。吹き替え版は結構配慮してくれてるので、解釈違えもなく声優もイメージを壊さないような感じで。
あとは今回のサブメイン、次回作の予告映像。戦闘シーンに心躍りまくり、フロドの切ない表情に胸キュンしてみたり、アルウェンはいらねーなどと暴言吐いてみたり。一年後を心待ちにしながら原作と今作で命をつなごうと思います。
本当におすすめです、この映画。映像見てるだけでもうっとり出来るのが素晴らしい。ホビットの着てる茶色のコートひとつとっても絶妙の色合いで。エルフの衣装もラブです。弓矢スキーさんは是非レゴラスの美技をとくとご覧あれ。エルフという種族柄、動きが軽快で見ていてほれぼれします。戦闘シーンも一人だけ優雅。対するアラゴルン、ボロミアは泥臭い戦闘をしますがその対比が良いのですよ。そしてこの二人の戦闘スタイルゆえにホビット族の非力さもくっきりと浮かび上がりますし。あともう何と言っても黒の乗手たちの恐ろしさ。疾駆する馬の躍動感とともに訪れるえも言われぬ恐怖感。襲いかかる剣の鈍い輝き。思わず身の毛もよだってしまいます。
一体あと何回見に行けば見飽きるのか自分でもわかりません。来週のレディースデーにでも見に行こうかしら。
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