懊悩煩悩
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2002年05月24日(金) ちょっと昔の話

 妹が必死で中間テストの勉強をしてるのを横目で見ながら、ふと自分の中高時代を思い出し…そういえばテスト一日前に必死で勉強していたな、と。特に中3〜高1あたりまではホントに一夜漬け一発勝負!といった感じでした。授業中は寝てばっかりorほとんど聞いてなくて、テスト一日前に必死で徹夜して詰め込んで、ボヘーとした頭で当日テストに挑む、というのをほぼ二年ほどやっていたっけ。さすがに高2からは真面目に授業を聞くようにして、その分一夜漬けの分量も減り、そのかわり現実逃避に割く時間が増えて結局は睡眠時間ほとんどありませんよ、ってね。まあ一種の心理的逃避機制が働いているってのは理論上はわかっていても、何故こんなにテスト中に限って無性に漫画が読みたくなるのか、狂おしいほどにゲームがしたくなるのかさっぱりわからんですねぇ。人間ってのは不思議なもんです。それでも成績はなんとか上の方を維持し続けてたなんて、なにやら今でも信じられないような学生生活でしたが。まさに薄い刃の上を渡るような日々。一歩間違えばどうなっていたことやら。
 
 以前、「ゲームばっかりしてるヤツに(国語の点数)負けるなんて〜」と冗談めかして言われましたが、ホントその通りですな。しかしあの頃、私にとって国語の点数は自分の存在証明のようなもので、おいそれと負けるわけにはいかんかったのです。たとえ数学が目もあてられないくらいにダメダメだったとしても、国語の点数がクラス最高、または学年最高であったなら気にはならんかったのです。国語といえばあの人、みたいなレッテルを貼られることに無上の喜びを感じていたあの頃。いやはや若さとはバカさと通じるのですな。

 そんなわけで、文系に精を出し、理系は全く手をつけずに6年間を過ごしてしまったのでした。数学の図形の証明の問題なんて結局一問も解かずに卒業してしまいましたよ。その時のテスト?ああ、適当に書いてやり過ごしました。私のモットーは「数学なんて、計算さえ出来たらあとはいらん」なのです。微分に積分?何ですかそれ、食べられるの?

 この4日間、毎日遅くまで起きてのテスト勉強ごくろうさん、妹よ。明日は休みだからゆっくりお休み。テストの結果が返ってくるまでは、しばしの休息を…。テストが終わった瞬間のあの解放感、それを味わうことが出来るのもあと一年と少し。大学に行ったらそんな緊張感、なくなってしまうんだよね。だって無理だと思ったら単位を落とせばすむことだから。それが悲しいことなのか、願ってもないことなのかはわからないけれど。


えもんかけ |MAIL

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