宇宙 ほし の下で…



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2002年08月01日(木) いろんなひと 〜 その4 そんなにー!? 〜

暇な午前中。

いま:(あー暇だなぁ…。時間経つのおそい〜…)
   (あ、男の人ここ通りそうだなぁ。声かけてみようかなぁ…)
   (無視されるかなぁ…。一応、声かけてみよ。)

いま:「いらっしゃいませー。よろしかったらお一ついかがですか?」

男性(推定30代後半):「これなに?」

いま:「ぁ、シリアルなんですけれども… あのー、コーンフレークとか…」

男性:「あー、コーンフレークか。あーあー。」
   ポンと一つカゴに入れる。

いま:「あ、ありがとうございます…。」
   (そんなあっさり…いいんですか?)

いま:「あの、試食してみませんか?それで試して頂いてからでも…」

男性:眉間にシワをよせて
   「いーよぉ。」

いま:(きがすすまなそう…そんなに不味そうですか…。)

男性:「お姉ちゃんも大変だねー。」

いま:「あ、いえいえ…。仕事ですから…あはは。」

男性:数回頷き
   「んじゃ。まぁ、頑張ってくださいよ。」

いま:「はい。ありがとうございます!」

男性:「じゃ、お姉ちゃん頑張ってね。」

いま:(声かけてみるもんだなぁ…。)
   (いい人だったなぁ♪会社の上司とかだったら合わなそうだけど。)
              ↑きっと彼だってゴメンだ。



お昼も過ぎ、夕食のお買い物にはちょっと早い。
そんな夕方。


いま:人の気配を感じ、
   「いらっしゃいませー!」
   「あっ!!」

さっきの男性が空カゴを持って立っていた。

男性:「どーもー。まだ頑張ってるん?」

いま:「あ〜はい。頑張ってますよー!どうしたんですか?またお買い物ですか?」

男性:「さっきレジ打ち間違えられてて、多くうたれててさー。」
   「コーンフレークがこんな高いのかと思ってビックリしたよー。」

いま:「あーそうなんですかー?ははっ。」
   「そんな高くないですよー。しかも、今特売なんですよ!」

男性:「2000円くらい儲けたから、あ、儲けたんじゃねーな。俺の金だ。戻ってきたんだよな。」

いま:「じゃ、もう一つ買っていって下さいよー。」
   「あ、さっきのとまた違うんで良かったら食べてみてください!」

男性:「今度のほうが美味しそうじゃん。」

いま:「はい。美味しいですよ!」

男性:「じゃ、一つ。」
   モグモグ。
   「あ…うまいねー。これ上手いじゃん!」

いま:「ありがとうございます!よかったー!」
   「どうですか?一つ。」
   調子にのってみた。

男性:「買ってくか。お姉さんも上手いなぁー。」
   「ここ全部かってっちゃうか?」

いま:「本当ですか?お願いしますよ〜ぉ。ははは。」
   (2つくらいは買ってくれそう♪)

男性:「2000円戻ってきたしな!」
   「いいや、もう。入れちゃえ入れちゃえ。」
   次々にシリアルを入れていく。

いま:「ぉお!本当ですかっ!?いいんですかっ?!すごーいっっ!!」
   「ありがとうございます〜っ!!」
   (いいんですか?いいんですか?さっきの本気だったんだ!!) 
   
男性:「いいっすよ。」
   「なーんかお姉ちゃんの親戚みたいになっちゃったじゃん。」
   「売れないから買いに来てくれって言われてきたみたいだよなー?」

いま:「あははは!いいじゃないですかー。」
          ↑ 我ながら…適当すぎ。

男性:「だいいち売れてんの?これ…」

いま:「やっ!何てこというんですか?!も〜っ!売れてますよ〜ぉ!」
    お客さんに向かって「やっ!(嫌)」とかいってるし…親しみすぎ。

男性:「ほ〜んとかよー。」

いま:「もーう、何言ってるんですかぁ…本当ですよーっ!」

男性:「そっかー。じゃぁ、信じますよ。」

いま:「はい。本当ですよ?」
        ↑念を押してる

男性:「じゃ。そろそろ帰りますよ。」

いま:「あ、はい。どうもありがとうございましたー。」

男性:「頑張ってね!」

いま:「はい!またお願いします!」


一人で11箱も買っていってくれた。
子供いるとはいってたけど…あんなにもどうするんだろ…
奥さんに怒られないかなぁ…とちょっと心配。
ぃゃ〜…一気に売れて大感謝!!
ノルマなしとはいえど、報告書に記入するときの気分が違う。 


無視されたりもするけど、接客は何かしら反応が返ってくるので面白い。

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