宇宙 ほし の下で…



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2002年09月10日(火) 伝わる何か。

涙があふれそうになる
けれど こらえた 
こらえた


下を見ないように 
瞳を閉じてしまわないように
静かに ゆっくり 息をして


泣きたくないと思ったわけじゃない
そんなこと どうでもよかった


私はただ 
ただ その言葉を
目の前にある言葉たちを 
最後まで読みたかった


それだけだった


だから 涙があふれてしまわないように
こらえたかった


だけど 読めば読むほどに
涙があふれそうになる


斜め上を見る
そして また読みだす
思うように読めない 目の前がぼやける
耐えきれず 涙はあふれた
それでも私は 
目の前にある言葉たちを 読みつづけた


涙は頬を伝い 落ちた
または
頬から顎を伝い 落ちた


もともと弱く あれていた肌は
それに反応し ヒリヒリと痛んだ


反応は胸の奥のほうまで繋がった

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