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2004年07月10日(土) |
別れのはなしはこれで終わり |
沢山の別れを見て, 経験してそんな事ばっかりここにかいているように思うけど, 今日、最大級の別れが私に訪れて、思わず大粒の涙。 でもそれを見ていたrimの彼女に 「rika別れはロンドンに沢山あるけれど,あなたはまた新しい友人に出会う事が出来る。」 と言われて,まさにその通りでその事は重々承知なのだけど, 私はやっぱり永遠になれる事はないのだろうなと今日思う。 だからこそ、笑っていたいと強く思う。 大好きな彼女がこの家を色々な事情で去る事は本当に悲しいけれど, 彼女の最後の記憶の中に,私の笑顔が残っていてほしいと強く思う。
彼女はスペイン人で,私は日本人。 もしロンドンに来なかったらきっと永遠に出会う事はなかった私たちだけど, 今ここで出会えて,そしてやっぱりお別れをしなくてはいけない。 私が家族に会いたくて,友達に会いたくて, それから英語での生活に慣れないときに最も支えてくれたのは,彼女だったよ。 そして、私のつたない英語をいつも一生懸命聞いてくれたのも彼女。 日本の友達からの手紙で泣いてしまった私を抱きしめてくれたのも彼女。 いつも自分の問題を家の誰よりも先に私に話してくれるのも彼女。 初めてこの家に来て「rikaも家族の一員なんだから」問いって受け入れてくれたのも彼女。
もう悲しいとか,寂しいとか書きたくないけれど, 別れのはなしも今日で終わりにしたいって思うけど,今日はすごく悲しい夜だよ。
思えば、私以外の皆は今日初めて彼女が明日引っ越す話を聞いたんだ。 kenさんがいつも「rikaがいるからteresaもむちゃが出来る」って言ってってくれた。 でも私はteresaがいたから、毎日毎日楽しかったんだ。 本当に本当にそう思って生活していたから,本当に本当に悲しい。
それでいつかこの悲しさがきっと普通になって,何でもなくなるような毎日を過ごしてしまうんだろう。 だけど、心に思い出とか、過ごしてきた時間があってある時ふと思い出すんだろう。 それは、私たちが持っているものの大切な事の一つだけど,ある時苦しくなるあの感じが私はいつまでたっても慣れない。
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