ちっちゃなサロンのちっちゃな日記

2004年04月20日(火) 施術は一生懸命さで…

碧香はいつのまにかこの仕事をしているのですが、
それまでにはいろいろなところで整体やアロマを受けました。
受ける側をたくさん経験して、施術する側にもなると
「あ〜、今緊張しているなぁ」
「まだ新人なのかしら?」
「肩がなかなか緩まなくて困っているかも…」
「この治療師さん、疲れているなぁ」
と気づいてしまうことがあります。
碧香もこんな風に思われているんですよね。
ですから、施術を受けるのは勉強になります。

いろいろなところで施術やトリートメントを受けると、
大きく分けると2種類あることに気づきます。
まず1つはそのお店なりの手順があって、決められた時間内に一通りこなすやり方。
もう1つは、決められた時間内でもそのお客さまにあわせて方法や手順や時間配分を変えるやり方。

こう書くと後者のほうがとてもいいように見えますが、そんなことはありません。後者は施術者の技術や知識に比例するので、「ん〜イマイチかも…」ってことも出てきます。また施術者の体力、その日の気分などにもすっごく影響されたり、
「ここ、固いですよぉ」とぐりぐりやってくれるのはいいんですけど「もういいです…」と、波長の合わない施術に出会う確立が高くなります。
前者はいつ行っても同じパターンの施術ですので、安定した効果が得られる気がします。いわゆるクリックマッサージに多いパターンです。

碧るーふぁの目指すのは…。

先日、銭湯に行ってきました。近所の温泉なんですが、碧香は温泉の後のマッサージが大好きです。ポカポカのまんまスヤスヤ眠れますから。
銭湯のマッサージはどちらかというと前者、パターンが決まった時間制限つきのマッサージが多いと思います。特に体が辛い日ではなければ、そのほうが安心して眠れるのです。

今回は若い男性の方に施術していただきました。若い、といっても本当に若い。20歳くらいでしょうか。耳につけたピアスが体を動かすたびに小さくカチャカチャなります。
…期待できないかも(-.-;)…とちょっと不安になりつつも、
「気になるところは肩です」とだけ伝えて施術が始まりました。
うーん…伝わってきます。「足の筋肉も固い〜」と困っているようす。
なんだか慣れていないようです。
きっとこれは3ヵ月の経験もないかもしれません。
ですが、どんどん上手くなっていくのです。
上手くなる…という表現は違うかもしれませんが、少しずつ筋肉を緩めて、そこからつなげるように上のほうへ。緩んだのを確認して次へ。

時間をオーバーしながら終了。
「あぁ〜。きもちよかったぁ。」体がとっても軽くなりました。
「始められてどれくらいなんですか?」とたずねると、ちょっと困って「2ヵ月くらいです」とおっしゃいました。「へぇぇ!上手です!また来ます!!」と碧香が言うと、ニッコリ。その顔は汗だくでした。

ふむふむ。なるほど。
2ヵ月でも毎日施術していれば、充分プロです。
その上にこの一生懸命さがあれば、体が楽にならないはずはないなぁ。と。

以前にも書きましたが、「水はなんでも知っている」という本で、『ありがとう』と書いた紙を見せた水はきれいな結晶をつくるとありました。『ばかやろう』など
の言葉だと、きれいな結晶はできません。そしてもうひとつ、無視された水はもっといびつな結晶しかつくれません。
人間の体の60%は水。
「体を治したい!」というのが例え施術者のおごりであっても、無視され酷使された背中や肩が、施術者の一生懸命さに反応するのは当たり前に思えるのです。
ですから…


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