count down to the end/A[mail]
|
終わりがあることを思い出し、僕は■2002年09月07日(土)
地下鉄の駅で、去年教えていた男子生徒に再会した。 この春から大学生。 可愛い娘を連れていたが、あれは机の上に飾ってあった写真の彼女だった。 今年の3月、合格を知らせる電話をしてきた彼は、我を失って喜んでいた。 よく覚えている。 久々の再開で何か語ろうとしたけれど、興奮のために笑いばかりこみ上げてしまい、言葉はあまり交わせなかった。 それは相手も同じだった。 二人とも、ただただ笑っていた でも、それで満足だった。
来年の今頃、今の生徒との関係はどうなっているだろう。 今日の元教え子のように、彼女にどこかで久しく会って、笑みを交わすのだろうか。 そして、彼女の隣にいるであろう彼氏に挨拶をして。
彼女との別れ々が必ずやってくる。 それまで、残りあと半年。 終りは刻々と近付いている。
切なかった。 馬鹿みたく、たまらなく、切なかった。
|