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焦る男、余裕の女。■2002年10月08日(火)
「どう?今度の髪型。かわいい?」

昨晩、指導に来た僕に、生徒が最初に発した言葉。

美容院を出るのが遅くなったために僕の指導開始も遅れていた。





生徒はセミロングからショートへと髪型を変えた。

耳がようやく隠れるくらいの長さ。

髪に覆われる部分が減り、彼女の顔の可愛らしさが全面に押し出されていた。






可愛さがアップしたね、うん、こっちの方がかなり可愛い。

「でしょー?成功成功。あ、今日遅れてごめんねー。」

生徒は機嫌良さそうに新しい煙草に火を付けてそう言った。

それに、大人っぽく見えるんだな。

「そう、短くしても子どもっぽく見えなくなったんだよね。私も歳かなあ。」

ははは・・・っていうか、明日もテストだってば。

ほら、やるよ。





生徒は先週体調を崩した時の名残か、のどを痛めている様。

声がガラガラ声になっていた。

声がいつもと違う、と僕が指摘すると、生徒は、

「あゆです、音楽も聴ける…長瀬。・・・似てないかな?ほら、髪もおんなじくらいの長さになったし。」

ははは。


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