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なにも出来ない自分■2002年10月23日(水)

今日は大学へ行く気になれない。

今頃、何事もなければ、生徒の処置は終っている。





この数日、僕は事が進んで行くのを傍観するだけだった。





処分されたのは人間ではない。

母体の血だ。





彼女に刻まれた傷を残して。





昨夜、僕は心配で彼女に電話したとき、彼女は落ち着いていた。

恐怖を感じないように、そして彼女によくあることだが、周囲に心配をかけまいとしているようだった。





強がってるんじゃないよ、馬鹿。





僕は何をしてやることもできない。

情けない。

僕は余りに無力だ。





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