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そんな期待■2003年01月22日(水)

夕べは生徒の指導だった。

今ちょうど学年末試験があり、彼女は受験で使わない科目の試験なんて面倒だとぶつぶつ言っていた。

まあまあ、最後は簡単な問題しか出ないから、試験勉強はいらないから。

「あー?言われなくたって、最初っからテスト勉強する気なんかないですー、いいいー。」

はい。

んじゃ、赤本解くよ。

出題傾向を元に、この先、勉強すべき範囲を紹介した。





「私さー、大学入ったら、今の彼氏と別れて、もっといい男探さなきゃ。」

そんなもんなのかー。

「当たり前でしょ。」

彼女の言い方は、本気かどうかよく分からなかった。

「私は大学行く、彼氏は仕事。いつ会うって話になるでしょ?」

今だって夜と休みの日に会ってるじゃん。

「大学入ったらバイトするし、夜とかも友達と遊べるようになるし、付き合える人が身近にいるわけでしょ?」

まあ、確かにな。

今は女子校だから、今度は男もいる状況に変わるんだよな。

「ねー、どんな男がいるのかなー?」

彼女はにこにこ顔だった。

新入生に手つけることしか考えてない奴らとか調子に乗った先輩とかが寄って来るんだろうな、と僕が言うと、彼女はさらに笑った。

「そういう男が寄って来たら、わたしの手のひらでコロコロっと転がしてポーーーイって投げ捨ててやるの!うあーっ、楽しみだー!」






手始めに、僕を投げ捨てとけよ。
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