何気なく聞いていたラジオで『学校での禁止ネタ』のようなものを やっていて、ふと中学1年の頃を思い出した。
市内でも運動系の部活が盛んだったからか何なのか、 美術部までもがマラソンをやらされるような学校で 私が所属していた吹奏楽部も、入部して半年は ずっとマラソン・腹筋・背筋のトレーニングをやらされていた。 (腹式呼吸のためだとか言ってた気がする。)
そんな『校内総体育会系』な学校にはヘンテコな規則というか 暗黙の掟というか、とにかくおかしな理屈があるわけで。
■1年は基本的にジャージにスポーツバッグで通学。
いつ頃からかは知らないが、私が入学した時は既にそんな感じで まともに制服を着た記憶が1〜2度しかない。 とりわけ校則に明記されてはいないのに、破ると先輩から 袋叩きに遭うという噂があった。 ちなみにポニーテールも袋叩きに遭う原因だったような。
2年になると女子は上ジャージに下スカート、学生カバンもOK 3年になると制服も学生カバンもOK。(進学の問題もあったのだろう)
だから私が2年になった時、学区変更で隣の中学へ転校して 一番驚いたのは『何で皆、制服で通学してるんだ!』ということ。
■廊下の端から反対の端に先輩を見つけても、挨拶すること。
端的な例えではあるが、あながち間違ってもいない。 吹奏楽部ですら先輩の人数分の挨拶を繰り返していたほどだから 運動部はもっと大変だったと思う。 その辺の話は残念ながら忘れてしまったけれど、やはりこれも 無視しようものならこれまた袋叩きに遭うとか何とか。
しかし、思えばそんな噂がまことしやかに1年生の間で 流れていても実際誰かがそんな目に遭ったという記憶はない。 知らなかっただけか皆が真に受けて守っていただけかは 今となっては知る術もないし、別に知ろうとも思わないが。
まだ『校内暴力』という言葉が僅かに残っていた頃の話である。
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