兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2002年07月19日(金) 耳をすませば

これを見る時はいつも、気恥ずかしくてたまらない気持ちになるんだけれども、見終わるとほかの宮崎作品を見たときと同じくらい純粋な気持ちになれる気がして、僕はまったく、見ずにはおれないのです。

進路で悩んだり、キスもしない恋愛をしたり。
いいよなあ。とうらやましく思えてしまう。
自分がそうだったときや、それに限りなく近い状態だったときは、とてもじゃないがいいなんておもえなかったし、映画のようには綺麗にいかなかったし、思い返しても、そんなに一生懸命になったことなどなかったので、全くもって、やり直せるならばやりなおしてみたいもんだ、と思う。
素直で、感激屋で、周りの人のことを思いながらすごせるような、まっすぐな人間に私はなりたい。
この年になるとちょっとそれは大変である。

映画を見て感動すると。
でもこれを作った人たちは、僕達と一緒の人なんだ。物語を作ると言うことは、人をそれで感動させたり、笑わせたり、怒らせたりすることが出来るということなんだ。と思う。そして自分もそういうことが出来たら。と思う。
世界中の人であれ、今のようにたった2.3人のひとであれ、泣いたり笑ったりしてくれたら、それはもう、とてもうれしいことです。

ただ、私にも分っているのは。今日の主人公が文章をおじいさんに読んでもらって「ダメなところは自分でわかってるんだ。」という言葉。
勉強しなくちゃダメなんだ。幾らお金が無くっても、雑誌を読んだり資料を集めたりすることに手をぬいたら、ロクな文章はかけない。
もう一つは、最後まで書ききる集中力を付けると言うこと。
僕にはどうやらそれが足りないらしい。実はOMCの仕事は、何とかして構成力や描写力、その他諸々の地力を付けたいがためのこと。他にも足りないところが一杯あるということが、段々わかってきた。
いつまでもネットで仕事をしていると言うことは、できるならば、ないといいとおもう。ダイレクトに感想が帰ってくるこの快感というものは、嬉しいのですっかりやめるということは無かろう。OMCでは、PCの個性が色々で、それを動かさせて貰うのが、何より面白いところでもあるし。

色々なところに行って、色々なものを見たり考えたり、感じたりしなきゃダメだとおもう。そしてそれらをいつも気持ちを全オープンにして受け止めて、感動することでいいものが書けると思う。
最近の私は、実際生活に精一杯で、美術館にも山にも行っていなかったから、どんどん、本を読むくらいのことだけでもしたい。

やりたいことはいっぱいある。それを「〜なきゃならない」で、ここのところは考えていた様子で、それじゃアカンと、考えたりした今日この頃。

では、また明日。


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