兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2014年08月26日(火) 診察日

診察日だった。

手術に向けて採血があり、心電図と胸部のレントゲンを一般病棟でとる。
当該病棟以外は立ち入り禁止令が出ている私は、外に出るとき車いすに乗せられる。
ので、今日は一般病棟の通常診療が始まった後の時間にパジャマで車いすで行ったもんだから、これはちょっとした羞恥プレイ。
あの子どこが悪いのよ? とじろじろ見られた。

レントゲンはお腹は鉛のスカートのようなもので隠して撮るんだけど、ほんとに大丈夫かと少し心配になった。

その後検診。
お腹の痛みもないし、どうせ何ともなかろうと暢気に行った。

診察後に先生が言った。
「病棟内歩き回ったりしてます?(ちゃんと安静にしてます?)」
「(ほんとは面会があったりで起きてたけど)いえ、ベッドで寝てます」
「そうかー。じゃあ、今日から点滴かな。歩き回ってるようだったら、病室内安静ってことにしようかとおもったけど」
「!! いや、ほんとは歩き回ってました」
「じゃあ今日から点滴開始でお願いします」

それは引っかけというやつじゃないでしょうか、先生。

そんなわけで今日から点滴チームの仲間入り。
結構ショック。
点滴など一時的にしか刺したことがないし、大概の場合意識を失ってたから、意識がある中24時間挿しっぱなしというのは人生初。
あれはさぞかしうっとうしかろうと、同室の人たちを眺めていたのに……ああ。

左の内側に挿されてちょっと痛い。動きずらい。気になる。
こんなもんなのかな…。

点滴の内容は、今まで飲んでいたお腹の張り止め薬「ウテメリン」という成分が、ブトウ糖液に入っているものを「リトドリン」というようだ。多分。点滴の表面に書いてあるから多分。
直接体内に取り込むことになるので、効果が強くなる。
段階としては5迄あるらしく、数字が大きくなるほど点滴のお値段も張るらしい。

副作用は、飲み薬と同じで動悸、息切れ。その他発熱や咳が出たりとのこと。
そして…手の震えである。

点滴直後はほどんど感じなかったが、昼食中にふと手を見ると、細かくこまかーく震えが来ている。

おお。
これのことか!

もの珍しくて手をかざしてみてしまう。意識すると尚震える気がする。
その後細かいこと(文字を書く、箸を持つ、電源をコンセントに刺すなど)をやろうとすると震えが目立つのが分かった。

逆に本を読んでいたりするとあまり分からない。
捲りにくいページを捲ろうとすると、震える。

面白かったので友人にメールした。
「明日見に行くよ!」と返事が来た。

***

「シックスセンス」
を改めて観た。

映画館で見て面白かった記憶があったのだけど細部を忘れていたので、例のどんでん返しも逆に覚えていて、初期段階で、あ、こっちのほうかと思い出す。
そしてラストで号泣。

4人部屋でカーテンを閉め切り、声を殺して泣いたので、夕食時に聞こえなかったかと尋ねてみたが全然聞こえなかったとの答え。
意外と大丈夫なんだなぁ。

旦那はこの映画、ホラーととらえているらしく、絶対にもうもう観ない、怖い、と言っていたけど面白かったのにな……。


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