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2004年10月04日(月)
■「博士の愛した数式」小川洋子 最近すごい発見をしました。文芸誌にはときどき長編が載るのですねー。というわけで、図書館で「新潮」から見つけだしてきました。彼女の本はいくつか読んだことがあって、これだけ特別に傑出しているというわけでもないと思うのですが、舞台が日本で、老人で、数学に目をつけたのがよかったのでしょうか。数式の話の持って行き方がとても上手く、物語だけでなく数式の話も面白かったです。数字を見るだけで目眩がするようなタイプこそ、とくにたまらないと思う。数字というものが本当に崇高なもののように思えました。小川洋子の本はいつでも愛情たっぷりで、読むと変な言い方だけど、安心します。 ![]() |