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2004年10月10日(日)


■コトバコ
ご来場くださった方々、ありがとうございました。雨漏りしたのに驚いていたら、庄屋の柱が看板を下敷きにして倒れていたので二度びっくり。さらに酒の席で泣いてしまい、なんだかなあと思うのでした。泣き上戸だったのか(笑)。帰りは雨もあがり、なんだかプールから上がったときのような気分でした。

■鉄腕ポエム
そんなわけで、起きられなくて少し遅刻してしまいました。コトバコの打ち上げですきっ腹にビールを飲んだせいか、今日はお腹が痛くて飲み物もほとんど飲めず。ドリンクをテーブルに置こうとしたら、それが前回の席と同じだったもので、そのときの光景がフラッシュバック。一口しか飲んでいないドリンクをひっくり返してしまい、それを初めてお会いした鈴木もとこさんが布巾をもらってきて全部拭いて下さって、わたしは呆然として指をくわえて立ち尽くしていたのでした…。うわー恥ずかしい。で、ユーリちゃんにドリンクチケットをもらったのだった。うわー情けない。どうも急な事態に対応できない性格みたいです。自覚はあるので、危険に備えてすごくいろいろなものを持ち歩いているので、たいてい荷物が多いです。地下鉄遭難用のペンライトとか持ち歩いていたしね。

会場ではわたしと相性がとってもよいというつばきさんにお会いしました。かわいらしいけれどしっかりしているので、少し下なのかしらと思ったら、ずいぶん下だったのでちょっと照れました。大人っぽいなあ。

感想はいいかな…。ジュテさんが読んだひとつの詩に思わず拍手をしてしまったのだけど、弱い自分、ダメな自分をぐいぐい晒して言って、けれども最後に聞き手(読み手)に、これはフィクションであると宣言することによって、さらに強度が増したと思う。よい詩だったし、聞き手に考えさせる隙を与えないぐいぐいと押し切るような朗読はとてもよかったと思う。寺田町さんもよかったし、やっぱり人間はどんどん深みを増していくんだなあと思いました。まあ退化していく人もいっぱいいますけど(笑)。

道はひとつではなくて、上へ下へ横へ後へ先へと、かぎりなく続いているので、自分すごいとか、自分だめだとか、思ってもしょうもないことかもしれません。理想も価値観もひとそれぞれで、さらに方法論にいたってはその何倍も多様だと思うし、それぞれが信じるやり方で試していくしかないのかなと思う。その理想や価値観を知ってもらって理解してもらうことはとても重要なことだけど、それはどれも唯一のものではないことを知っていて欲しいと思う。詩にしても、何にしてもたくさんのもので満ちていなければいけないと思う。高校生の頃に観た映画で、「人生とは選択すること」というような台詞があって、その言葉だけ妙に印象に残っていて、そのときは人生がとてもシンプルなもののように思えたのですけれど、実際は難しいですね。突き詰めればするかしないか、の二者択一なんですけれどねえ。