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2004年10月25日(月)


ナンジャタウン・ロールケーキ博物館
行ってきました。友達が激痩せしていてびっくり。仕事つらかったみたいです…。ロールケーキは予定通り苫小牧のルーロー・オ・フリュイという中にフルーツが入ったものを食べました。美味…。ほえ。しかしこれってケーキだろ。

食にあまり執着がないので、これしか食べなかったのですけど、入場料を払って、ロールケーキを一切れ食べるわたしはちょっとお馬鹿なのでは?と後で思いました。お土産に北海道興部町のロールヴェールという、小さいけれどずっしりと重いやつを買ってみました。明日のおやつにします。

■打ち合わせ。
焼酎飲んで、トークを飛ばしすぎました。ごめんみんな(笑)。

■「海の仙人」絲山秋子 「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎
このふたつは、ある意味とっても似ていて、面白いなあと思いました。ファンタジーという名の神様と、預言者として崇められている喋るカカシ。どっちもいるだけで、何もしない。正確には後者は『カカシはなぜ自分の死を予言できなかったのか?』というのがミステリになっていて、何もしないというのとはちょっと違うのですが。それから、両方とも会話が面白い。

違うのは、着想の場所が、前者は物語の最初にあって、後者は物語の最後にあるところじゃないだろうか。絲山さんは絶対に、ファンタジーという名のごくつぶしの神様のことを思いついて、そのままなんとなく最後まで書いてみた、という書き方だと思う。ラストに向かってどんどん大雑把になっていくので、もったいないなあと思いました。収拾がつかなくなって、とりあえず殺しとけ、みたいな感じかな。ひどいなー。

伊坂さんは、ミステリだからあれだけど、とにかくカカシの謎解きが最初にあって、場面設定等はあとづけ。人物はみな面白いが、島の描写はあまりにひどい。まあ、どちらもデビュー作とか、2作目なので、仕方ないのかなあ。とはいえ、なかなか面白かったです。