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2004年12月16日(木)



朗読会に行ったり、前の職場の同僚の送別会に行ったりしました。欲を言えば映画観たいなあ。もうちょっと眠りたいなあ。寝不足のせいではないと思うのだけど、微妙な失敗をしたりしてます。紅茶を溢れさせて周りをびちゃびちゃにしたりとか(微)。しかもひとに全部拭いてもらったという…。わたしはいつも何かをこぼしてはひとに拭いてもらっているような気がするなあ。

■「家族八景」筒井康隆
中学のときに「農協月へ行く」を読んで、話は覚えていないものの何かトラウマになっていた筒井康隆ですが、「七瀬ふたたび」はドラマで見ていたので、これなら読めるかなと思って買ってみました。すごく読みやすい。タイトル通り、八つの家族が出てくるが、描写がぜんぜん細やかじゃなくて、筒井氏の顔を思い浮かべながらちょっと笑ってしまいました。

■「人は何で生きるか―民話集」トルストイ
「家族八景」と一緒に買ったのですが、よく考えてみるとこれはおかしな組み合わせだったなあと思う。

文章が気持ちよくて昔話のスタイルをとっているのがいい。聖書だと(物量的に)重いけれど、これなら確かにいいかもしれない。ものごとをシンプルにしていくと難しいことは何もなくて、許しの精神が他人だけでなく自分を救うのだというトルストイの主張はよくわかる、…わかるのだけれども、彼はずいぶん徹底している。