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2007年09月01日(土)


千石空房での朗読会が無事終了しました。
ありがとうございました。

読んだものは以下になります。テーマは眠り、モチーフは鳥でした。小笠原さん、田辺さん、(いつも勝手にお借りしてますが!素敵な詩を!)ありがとうございます!

 短歌:寺山修司、キキ
 この森を通り抜ければ:宮沢賢治
 短歌:寺山修司、キキ
 シルエット:キキ
 動物論集積 鳥:小笠原鳥類
 I HATE BAMBI:田辺弓

20分という時間は、朗読している・聴いている方にはよくわかると思うのですが、かなり長いのですよね。その時の気分や雰囲気に合わせてこれ…とかわたしにはハードルが高すぎて無理なので、かなり構成をきちっと組み立てておきます。この構成の作業が推敲マニアのわたしとしては、とても楽しいです。ちなみに『わたしにはハードルが高すぎる…』というのが最近の口癖。そういえば、世界陸上の障害だけをなぜか見たのですけど、怖ろしい競技ですね。。顔をバーに強打して担架で運ばれていました。。

オープンマイク枠も10分あって、長いイベントだったのですけど、どの朗読もひとしく気持ちよく聴けて、先日の裏庭朗読会やキキケケ朗読会のときも思ったけれど、オープンマイクの良さってやっぱりあるよなあと思う。やっぱりわたしたちは孤独だし、あたたかい気持ちになりたいし、で、テキストを読むのとはまた別の、声とか場所の空気感、その人の持つオーラとかもあるし、そういう交流があって面白いです。気持ちが伝わりやすいというか。その分ダメージも大きいですけど。。

最近では梅島もよかったし、服部さんの仕切るベンズもよかったし。7月のベンズスラムだけはひどかったですけどね〜。逆に何がいけなかったのか、いろんな人と検証する機会があって、問題点がクリアになってきて、ある意味、意義のある出来事だったかもしれないです。

スタイルや思想の違いといってしまえばそれまでで、平行線を辿るしかないのだけど、不快である、と反発することはわたし自身の魂を守るためには大事なことだと思う。

話がそれてしまったけれど、千石空房朗読会は来年8月まで、毎月第一土曜に開催されます。生ものなので、わたし自身もイベントも、その時々でいろんな状況の変化があるとは思うのですけれど、基本的には与えられた20分間を楽しんで真面目に取り組もうと思います。恋川さんとのイベントも初めてだし、場所も客層もぜんぜんわからないしで、小心者のわたしはもうほんとに直前まで逃げたいほどドキドキしていたのですけど、お店に着いた瞬間に和やかな空気があふれていて、ほわわ…となってしまいました。でもあまりにお客さんが真剣に聞いているので緊張感もあり、いつもと感じが違いすぎて、不思議でした。

改めてありがとうございました。