木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2008年03月18日(火) 「読む力は生きる力」

脇明子さんの「物語が生きる力を育てる」を読むにあたって、
まずはその前に出た本「読む力は生きる力」を読んでみることにしました。
(「物語が生きる力を育てる」はまだ図書館順番待ちで、手元に来ていません。)

ムスメが本をあまり読まない(正確には読めない…)のは
絵本から児童書に切り替わるに際し、
どこか私の橋渡し方が悪かったのか…?と、ずっと自問自答を続けています。
確かに我が家には、この本が問うように絵が雄弁に語る絵本も多いです。
けれども、そんな本ばかりを選んで来た訳ではありません。
「もりのなか」や「かもさんおとおり 」や「ラチとらいおん」をはじめ、
この本に書かれてある本のほとんどは、
(絵本も児童書も含めて)我が家の本棚にはちゃんと納めてあり、
ムスメも存分に楽しんだはずです。
「かしこいビル」や「海べのあさ」のような
(一見地味な)絵本がお気に入り本として、よく読まされた時期もありました。
昔話もぼちぼちと読んだし、
ちゃんとその辺りは手順を踏んだはずだ…という思いは私の中にはあります。
そして現在、彼女が愛する児童書はこの本ですすめるところの
リンドグレーンのピッピであり、やかまし村であったりする訳です。
また、今、女の子に流行のフェアリーものや魔法ものなんかは読むかと言うと、
「あれらの本はパターンが同じでつまらん」らしいので、
所謂”はやりもの”に惑わされない力も
持ち合わせてはいるのかなと思ったりもします。
でも…でもなんです。
先日も「たのしい川べ 」を途中まで読んでやって手渡したけれども、
自分では読もうとしないで、そのへんにポォ〜ンとほってあるまま…。(--;
(読んでやると、ちゃんと喜んで聞くんですけれどね。
だからムスメにしたら、決してその話が面白くない訳ではないのです。
ただ自分で読めないのです…(--;
そんな本が我が家には一体何冊あることか…)
ムスメを読書へ導くにあたって、まだまだトンネルを抜けられてない…
そんな感じで、(私の中で)ジタバタした状態が続いています。

ところで、今日、校長先生から、
今年1年間の子ども達の読書のご報告がありました。
年間100冊以上を読んだ子ども達が三百何人かいて、
昨年度より倍以上増えたとのことでした。
相変わらず、学校での読書活動の基準は読んだ本の冊数を競うことにあり、
ここでもまた、私は自分の思いとのギャップに
出口が見えないトンネルへと入って行く思いにとらわれてしまうのです。

この本にもあるように、確かに子どもが手に取りやすいよう、
図書室に入れる本も安易にシリーズ物が多くなってしまう傾向にあります。
そしてその本を多読して、読書活動をしたと言うことになっている構図。
でも、ちゃんと読んでほしい本も、私なりには入れてはいるつもりです。
(これはほとんど私一人のあがきのようになっていますが。)
でも本があまりにも地味なので、長期休暇の貸し出しの時にすすめても、
手に取ってもらえないことの方が多いのですが…。
(ごくたまに手に取ってくれることもある、嬉♪)
地味な本はそれこそ、
年に1回貸し出されるかどうかという憂き目にあっていて、
(なので、図書室に入れにくいというジレンマに陥る…)
とりあえず今は背表紙だけ、題名だけでも覚えておいてくれ〜と
切に念じている状態です。

とりあえず、「地味な本」普及活動を、
今後も地味に続けていこうと思うのでした。



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スズ [木陰でひと休み]

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