当時中学一年生の私(朋子)と、 小学校6年生のミーナの芦屋の家で過ごした1年の物語。
このお話は、自分の子どもの頃とオーバーラップします。 私も小学生の時に、神戸に住む、母のいとこのお宅に 自分だけで泊りに行ったことがあります。 (祖母の法事の帰りに私だけ連れて行った貰った。) どこか異国の香りがして、 滋賀県の田舎育ちには、とても刺激的でした。 (大学生のお嬢さんが居て、彼女のグランドピアノが輝いて見えました。) だから、朋子の気持ちがとてもよくわかるんです。 私はたった1泊だったけれど、 今でも神戸に憧れを抱いているのは、 あの時のことが端を発しているのだろうなぁ…。
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