「ハヤシライスの300をお願いします」
今日のお昼ゴハンはココイチ
僕の好物数々あれど、 ハヤシライスとは長い付き合い
小学校の低学年の頃、 父が複雑骨折をして長期の入院をした 病院の地下にあった古い食堂で きっと初めてハヤシライスに出会ったと思う
家でも母のお手製ハヤシライスは いつのまにか我が家の定番メニューになっていた 食べ盛りだった僕はそれこそガツガツ食べた 今も実家に帰る時に母に何が食べたいか問われると 「ハヤシライス」の話が必ず出る
大学の食堂にもハヤシライスがあった 学生の誰からも恐れられた 変な意味で名物だったハヤシライスは 目まいがするほどマズかった ハヤシライスを残したのは後にも先にもあれだけだ
今もハヤシライスは僕の日常食 色んな思い出と一緒に ステンレスのスプーンを踊らせている
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