どんなに疲れてても

睡眠がごっつ削られても

練習と呼ぶまでの時間ではないにせよ
ギターをさわらないで終わる日はない

きっと触る程度のことなら
実質的にはなんのためにもなってない（笑）

それでも必ずギターを握る

何年もかかって
そういう生活が可能な環境は作った

音楽が好きなのか

音楽をやっている自分が好きなのか

はたまたホンマに好きでやってんのか

未だにたまに分からない（笑）

演奏をしている人達それぞれの
音楽に対する考え方ややり方はある

だから人によっては
僕の考え方は甚だ間違っているのだろうけれど

音楽ってもんは常に【自分を追い詰めるもん】だと感じる

追い詰めては解き放ち
追い詰めては解き放ち

そのくりかえしでやっている

いろんなタイプの人がいるだろう

そんなに堅苦しく考えなくたって
サラッとシビれる音を出す人だっている

僕は正直なところ
気楽にやれたことなんて
今までただのひとつもありゃしない（笑）

つくづく凡才

長いことやってきて
もうそんなこととっくの昔に気がついた

どうしてやっているのかが
たまに分からなくなるのと同時に

そんなに切羽詰る毎日を自分に課して
どうしてやめてしまわないのかも謎だ（笑）

楽しいのは間違いない

でも僕にとって音楽は楽しいだけのもんじゃない

なんで敢えて苦しむのだろう

僕と僕の音楽を
好きでいてくれる人だけの世界でもない

この場末の狭い世界だ
風のウワサで色んなことが耳に入ってくる

ええ話ばっかりでももちろんない
なんで色々わずらわしいのにやってんだろう

楽しいだけのことだって
見渡せばきっと見つかるはずなのに

まったくもってフシギな生き様だ