何故か知らないけど腹がたった、今日の朝。

長崎の、女児殺害事件。
加害者女子と被害者女子の写真がアルバムに載っていなかったと、
今朝のニュースは告げていた。
仮定の話。ありえない話
「事件を思い出すから写真を載せない」
そんな趣旨で、加害者の彼女と被害者の写真は載らなかった。
担任手描きの似顔絵も、なかった。
もし私が彼女の立場だったら
怒る筋じゃないのは分かっている、んだけど。
何故だか凄く腹がたった。
同じことをした、と言える。言い切れる。
五年とちょっと、彼女はその学校にいた訳で、
卒業写真とか卒業証書はその証で、それが無いのは、どんなんだろう。その時私はいわゆるガキ大将で、力が全てで。
被害者だけが可哀想なんだろうか。
加害者に対しては「当然の報い」なのだろうか。
殴って、殴って、蹴って、蹴って蹴って蹴って殴って、動かなくなるまで殴って蹴って
Yahooのニュースを見て、担任のコメント見て思わず笑った。
被害者女子の席に座って答えが出たなら
加害者女子の席に座っても答えは出たはず。
周りに見える姿など気にせず、笑っていたに違いない。
彼女のいた空白はどれほどのものなのだろう。
その他大勢の為に空いた空白。
「憎い相手を消して、何が悪い?」と
「邪魔な相手を消すなんて、皆やってる。オレは間違ってない」と

たぶん腹が立っているのは、
自分がそんなことをやられたら嫌だからで、
どれだけここで糾弾しても、それは意味を持たない。

彼女はああなった。
私はそうならずに終わった。似ていたけど、そうならなかった。
私には、助けてくれる人がいた。今も、いる。

彼女が映ったスナップ写真、一体何人が貰ったんだろう。
願わくば、彼女の友人が貰っていますように。それは救いなのだから。
2005年03月22日(火)

AGO。 / 走馬真人

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