いつかヒカリは射すだろう。

例えば。

目の前に高い壁があって

あまりの高さに雲さえかかっていて

前に進むのには、他の道もあるけれど、

その道をいくには壁を越えなければいけないとき。


遠回りすれば楽かもしれないけれど、

その道を行かなければきっと

私は小説を書くことをやめてしまうと、思う。

後からその道に戻れるなんて言う保証は無い。

「後からやればイイや」なんて思って今、少しでもやめてしまったら、

一生書けなくなってしまう気がする。


だから、壁に正面から挑む。

落ちたら粉砕骨折するかもしれないくらい高い壁でも

ゆっくり上ればなんとかなるかもしれないし、

意外と、壁の向こうは坂道になっていて、

滑り降りることが出来るかもしれない。

まだ先は見えていない。

いざとなったら叩き壊せばいい。


それ以外の道を選ぶことなんて、きっとずっと出来やしない。
2005年05月15日(日)

AGO。 / 走馬真人

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