「もし私がいなくなったら」

「貴女はそんな顔をしなくて済みますか?」

わりと、そんなことから
「消えてしまった方がいいんじゃないか」
「死んだ方がいいんじゃないか」
と、思う。
大抵そんなことを思うのは母親と険悪にな雰囲気になった時で
大抵あの人は何も言わなくなる。
そうすることで、あの人は私を責める

いっそ罵ってくれればいいのに
多分負い目があるから
何も、言わなくなる

そうされると、泣きたくなる。
鍵のかかったドアを思い出して
呼吸が喉に張り付いてしまう。

「ねぇ」
「私が消えてしまったら」
「私が死んでしまったら」
「貴女は楽になれますか。」


これは非常に都合のいい逃避なのだろう
消えた所で何も変わらずに
ただ私が途絶えるだけなのだろう

ただ。
時折ふらりとそれが頭をよぎって
その度に

あの常闇に堕ちていけたら
どれほど


そう、思う。

次に思うのは自分への侮蔑
そう思うのは
私を欠片でも好いてくれている人に失礼だと、
思う、から。
どれだけ謝ったて足りないから。
だから、消えてしまいたいと思う。

結局は楽になる理由を探してるだけ
そんなことを考える弱い自分が
世界で一番大嫌い
2006年10月05日(木)

AGO。 / 走馬真人

My追加