霜月夜情

吐息濁る霜月の夜

空に傾く白い玉兎

望月より幾分欠けたそれは

アスファルトの上に透明な影を伸ばす

立ち並ぶ人工の灯が

夜色に白々しく浮かび上がる

紡がれる夜の唄

降り注ぐ蒼い月光

吐息濁る霜月の夜

秋の匂いで肺を満たして

僕等は夜を謳歌する
2006年11月02日(木)

AGO。 / 走馬真人

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