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夜が更ける度に崩れる砂の牙城
私のプライドと あの人達の苦労
天秤に乗せたなら、重いのはどっち?
十二年と、数か月。 十二年と、四十数年。 傾いた、それは 見る間でもなく 見たくなどない
夜が来る度後悔する 夜が来る度漏れる嗚咽 その内眼球も溶けるのかな
何で、揮発性じゃないんだろう 何で消えてしまえないんだろう 何で 無かったことにならないんだろう
体を縮めて 呼吸を止めても じわりじわり、夜には溶けない
朝になれば 継ぎ接ぎだらけの牙城は元通りに 私は 笑う その日の夜に崩れる牙城を どうにか 作り直す
どちらか譲れればいいのに 過去は変えられなくて 矜持は譲れなくて
どうして 溶けて 融けて 消えれないんだろう
此れさえなければ きっとあの人達は 幸せだったんだ。 けれども私は 此れを 手放せない。 手放すのは裏切りだから。 私は裏切る訳にはいかないから。
だからホント、は 苦しいなんて 言う権利 無いのに。
みっともなく喚いてばかり
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2008年03月15日(土)
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