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二週間ぶりの病院 増えた薬 睡眠誘導剤
ご飯いらない 食べたって吐くから ならいっそ 食べない方がよくない?
買ってきた食材 冷蔵庫の中で腐るのを待つだけ
何してるんだろう、最近 書こうと思ってパソコンに向かって 書けなくて泣いて
あの 書けなくなったらソウママコトに意味はないんです 意味のないものはいらないんです モジカキでないソウママコトはソウママコトでないのです
それは自分が決めた理屈で きっと笑えば吹き飛ぶものなんだろうけど どうやってその鎖を絡めたのか、思い出せないから 解くことなんかできなくて
死にたくて首に紐を括りつけて ロフトに上って 最後の一線が乗り越えられなくて 八年、それを繰り返してきて シニタクナインデショウ? だなんて 誰かが耳元で囁くこの頃。
バイトやめたい。 学校やめたい。 なんでもないものになりたい。
これは 妄想ですか 虚構ですか それとも本当に あたしは病んでいるんでしょうか
病院は救ってくれる場所じゃない ただ、立ち直る手助けをするところ だからあたしのしてることなんて意味がないんじゃないかと思う 医療は万能じゃないって知ってる あたしは今それを習っている けど 万能であってほしい救ってほしいどうにかしてほしい そう思う患者のあたしもあたしは知ってる 無意味と矛盾 それを乗り越える強さがなければ、来てはいけない場所だったんだ。
ぐちゃぐちゃ考える部分を ソウママコトでくくって 海の底にコンクリ詰めにして沈めたら きっとほとんど視力のない眼に映る世界は奇麗なんだと思う。
もっと華奢だったら もっと小さかったら もっと幼かったら もっと、もっともっともっともっと弱かったら 人前で泣けたんだろうか もう嫌だと叫べたんだろうか そしてそれを 恥と言わずに済んだのだろうか
多分ずっと昔から あたしが欲していたのは「助けて」で 恋と勘違いしたのは 依存だったんだろう
一人目は重たくなって逃げた 二人目は同じものでどちらともなく離れた 三人目は、重たいといわれるのが嫌だったから 少しずつ少しずつ境界を探って まだ大丈夫だと思っていたら、投げ捨てられた。
あたしは粘着質でしつこいらしいから それはよく見てきた親が言った言葉だからきっと間違いがないから だから この傷が癒えるまで 平気で笑えるようになるまで 何年かかるか分からない。
そもそも傷なんてないのかもしれない 何も分からない 分かりたくない これが妄想じゃない証拠なんてどこにもない ない ない どこにも ないの
みすてないで かわらないで そのままでいて ずっといっしょにいて あたしはみすてないから かわらないから あなたのきにいるようにするから だから だから、どうか みすてないで
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2008年09月05日(金)
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