気ままな日記
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隣の家から回覧板が回ってきた。 「サマーフェステイバルのお知らせ。」住宅地の真ん中にある小学校の校庭で毎年行われる夏祭りのことだ。 サマーフェステイバルだなんて言い方にいつからなったのだろう。 街中の地下商店街で行われるサマーセールを連想させられる。 3000円以上お買い上げで抽選券が1枚、特賞はペアでハワイ旅行4泊6日の旅・・・。 白々とした蛍光灯の下で行われるイベントにこそふさわしい響きを持つ言い方だ。
その昔、公設市場のある通りにずらりと並んだ夜店。 そこのクジで当てたおもちゃのサングラスは、縁が白く、グラスの部分がオレンジで、夜店の黄色い電球の光を反射してとてもおしゃれに気取って見えた。 お祭りが終わって家に帰ると、両親はすでに寝静まっていて(まだ9時だというのに!)、家の中は真っ暗だった。 「明日の朝、見てもらおう・・・。」そう思って枕もとにそのサングラスを置いて眠りについたが、朝の光の中で見るそれは、子供の目にもいかにも安っぽく、つまらないものに映った。
サマーフェステイバルの目玉であるビンゴゲーム。 当たる賞品は、高価なおもちゃに慣れきった近頃のお子様にもウケそうな、東急ハンズあたりで買ってきた代物だ。
今夜も、盆踊りを練習する曲が、開け放った窓から聞こえてくる。 風向きによって、遠くになったり近くになったり。 住宅やマンション群に阻まれてそのかけらひとつも見えないが、打ち上げ花火の音・・・。
今年もまた夏が終わる。 行く夏を惜しむとかそういう感じではなく、何か大事なものを見落としてしまったような感覚・・・。
花火の音も、祭りの賑わいも、それが華やかであればあるほど、なんだか哀しい。
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