気ままな日記
DiaryINDEXpastwill


2003年03月25日(火) 診察室を見てみれば

総合病院に、検査の結果を訊きに行った。
相変わらずの混雑ぶり。
「TOMATOさん、内科2番からおはいりください」というアナウンスに促されて中待合室へはいる。
そこには、長いイスが置かれていて、カーテンで仕切られた診察室がずらりと並んでいる。2枚のカーテンで仕切ってあるだけなので、診察室で交わされる会話が丸聞こえである。
はじっこの部屋からはおばあさんの声。どうやら頭を打ったらしい。ともすると彼女の会話が関係のない方向へ流れていこうとするので、担当の医師はいらだっている。
「そんなのはどうでもいいことなんですよ!失神したかどうかが大事なんであってね。ボ〜ッとしてる?食後にワイン飲んだって言ったでしょ。そのせいですよ。CTなんてね、撮ってもいいけど、すごく頭が痛くなってからでいいの。こちらも資源を有効に使いたいんだから!!」と話を終わらせたがっているようだ。
それでも彼女が「でもね、先生、云々」とまたしても話を続けようとすると、医師は「資源のムダなんですよ!」と言い放ち、ついに彼女は頬を赤らめてカーテンから出てきた。
患者が立て込んでいるのはわかるし、ちょっと油断すると関係のない話やよもやま話に流れてしまうので、早く終わらせたいのだろうが、なんだか聞いていて薄ら寒くなった。
中待合室のおじいさんたちにも、この、自分の息子ほどの若い(声からすると)医師が、同輩に向かってこんな言い方をするのが聞こえていただろうが、彼らは眉ひとつ曇らせず、静かに自分の名前が呼ばれるのを待っていた。


TOMATO |HomePage

My追加