気ままな日記
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2007年04月06日(金) |
思えば遠くへきたもんだ |
新しい年度を迎える。 昨日の夕方、電車の中。前の席に座っていたのは、大型のキャリーバッグや旅行鞄を手にした、スーツ姿の若い男性が3人。明らかに新入社員研修を終えて帰宅する途中、といった感じ。きっと研修中に仲良くなった人たちなのであろう。
そういえば20年も前、学校を卒業して入社した会社でも、3泊4日の研修が、湖のほとりであったっけ。朝の体操から始まって、ひたすら講義を聴くものから、集団討論風のもの、そして夜は親睦会。 集団行動が苦手のわたしにとって、それはまあ、仕事そのものよりも苦行であった。 なんにせよ、最初の1ヶ月は、「慣れる」のが仕事のようなもの。斜め前の席に赴任してきた新人さんは、まだ19歳。息子の年とそう変わらない。それを思うと、「思えば遠くへきたもんだ」という心境である。
先日、無造作にころがっていた息子の数学の教科書をちらとめくってみたら、 『次の循環小数を分数に直せ』 『次の無限級数は発散することを示せ』という問題が書かれている。 はあ? なに、これ。日本語として読み取れても、書かれている内容は異次元の世界。「発散」するのは人間だけだと思っていたが、数字も「発散」したりするんだ、などと揚げ足取りながら、そそくさと教科書を閉じた。
若い頭は、どんどん知識を吸収していくものなのね。。。
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