気ままな日記
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2007年05月04日(金) ゴールデンウイークの過ごし方

 世間は長期休暇の真っただ中。そしてわたしにもカレンダー通りの休暇が、やってきた。
外は格好の外出日和。
こんな時はどこもかしこも混雑の極み、家にいるほうが良しなどとつぶやいてみるものの、なんだか落ち着かない。世間の動きに取り残されているような気がするのだ。
 高齢化の波が押し寄せているご近所は、普段は生きてるのだかそうでないのだかわからないほど静かなのだが、この時期は、息子や娘が孫を連れて帰省してくるらしく、子供の数と人口が一気に増える。
 しかし実家に帰省ならぬ、「寄生」している我が身には、こうした賑わいも無縁のこと。取り残され感はさらに強まる。
 せめて少しは外の空気でも吸いに行こう、とお試しに外へ出る。駅前のターミナルには動物園に向かうバスを待つ家族づれ、イトーヨーカドーへ行けば、風船で飾られたイベント会場がしつらえられていて、やはり人だかり。子供がすでに大きくなった身には、すでに過去のできごととなってしまったが、かつてこうした光景の中にすっぽりと身を置いていたときもあったのだということを思い起こす。
 きっとその時はその時で、延々とした長蛇の列にうんざりとし、ぐずる息子にいらだち、そのあげくどっと疲れ果てて帰宅したのだろうが、思い出されるのは懐かしさと悔恨の情。ゴールデンウィークらしく、世間一般の人びとと同じように過ごしたことに、義務を果たしたような、安堵じみた気がしたことは確かである。

 さて、お気に入りのコーヒーショップで小一時間過ごしたあとは、わたしの本を置いてもらっている書店へ寄る。
名もない素人の本がなんの脈略もなく売れるとはあまり期待していないけど、タイトルが目立つように、本の位置を少し出っ張らせて店を出る。
 せこいぞ、わたし。
 そんなわけで、ひとりよがりおよび自己満足な休暇の2日目が過ぎようとしています。


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