「オレってさ、幸せだよ」
夕飯を食べながらそうがしみじみ言った。
「ちえちえがごはんを作り始めて1ヶ月。
オマエがこんなに料理上手いとは思わなかった。
しかも一度も同じメニューが出ていない。
こんな旨いごはんが食えるオレは幸せだ。」
そうか?
料理の本の通ーりに作ってるだけだぞ。
しかも19:00に食べるために17:00から作る。
そりゃこの日記を読んでいたから
不安だったのかもしれないけどさ。
「いや、オレはこのごはんが待ってるからこそ
仕事を頑張れるんだ。
オマエはオレの力の源だ!」
その時目に飛び込んできたのは、
信じられない材料と方法で中華丼を作っている
ヤンママの様子を放送しているテレビ番組だった。
あんなのと比べるなよ!