152 「〜よりマシ」という言葉 |
この間友達と言葉のことで討論になった。「〜よりマシ」という言葉だ。AとBについて、Aはあまりよくなかった。そしてBはよかった。Aについてお互いに「Aはちょっとね〜。よくないよね〜。」という会話。お互いそう言い合い、そして俺は「でもBはいいよね。」と言うと、友達は「Aよりはマシだね。」と言ったのだ。 当然のごとく俺は、友達がBに対してもあまりいいという感想を持っていないと思った。そう聞くと、友達はBを褒めてそう言ったらしい。ここで言葉の使い方について討論になったというわけだ。 そしたらたまたま数日後に、テレビのある番組で同じことについて討論している場面があった。そこでは、 「確かに『〜よりマシ』という言葉は、『〜より勝っている』という意味ではあるが、現在捉えられるこの言葉の意味は、『〜よりは悪くはないが、でもよくはない』というニュアンスで捉えられる」と言っていた。 これは別にその友達を責めてるというわけではなく(そうとられちゃうかな?)、ちょっとした言葉のニュアンスの違いっていうものは難しいなぁってことだ。なんとなく普段使っている言葉で、ちょっとした捉え方の違いで、相手に与える印象というものはまるで違ってくることがある。例えば今回のようなときに。 言葉って難しい。外国の言葉を詳しくは知らないけど、それでもかじった程度の俺から言わせれば、やっぱり日本語ってのは難しい。細かいニュアンスまで伝えられる複雑な言語である分、使い方を間違えると誤解を生むややこしい言語でもある。言葉ってほんと難しい。
|
2004年02月27日(金)
|
|