先日、社内で打ち合わせをしていたら
あるオシャレ＆流行好きの男性デザイナーが
『チェブラーシカ』を知らないことが判明した。

普段、彼はいろんなものを紹介しては
ちょっと自慢げにムフフとしているので
昨日はここぞとばかリに、社員みんなから

「ダサッ！（笑）」
「かっぺだ！（笑）」
「田中義剛プロデュースか！？（笑）」
「ナメ猫ブームからやりなおせ！（笑）」

と批難轟々をあびていた（笑）

たかが『チェブラーシカ』と言えばそれまでだけど
僕はちょっと可哀想に思い、
翌日、家からDVDソフトを持ってきて見せてあげることにした。

当日、彼も交えた社員数人で一緒に
会議室の100インチモニタで見ていると、
どうやら彼も一発でチェブファンになったらしく
何度も挿入歌の部分をくり返し見ては
ロシア語の歌詞を暗記しようとしたりして
結構和やかな楽しんでいた。

しばらくそんなこんなでワイワイやっていると
社長が「なんだなんだ？」と顔をだしてきた。

うちの社長は結構『見栄はる君』なので（笑）、
知らないことがあると不機嫌になりやすい。
この時はちょうど給料交渉以前のことだったので、
まるではれ物を触るような感じで
みんななるべく上機嫌になるように
気をつかって対応してる時期だった。

しかし、
こういう気を使う時期にこそ
問題は起きやすい。

誰かが社長に「上映会です。」と言い終わるかいないかの時に
社長が「言わないでも知ってる」とばかリに発した一言で、
その場の空気は一変することになった。

「あ〜これか。知ってる知ってる『グレムリン』だろ？」



空気が凍り付く会議室。。。。



不機嫌になるのを恐れ、訂正できないみんな。。。



「自分はなんでも知ってるだろ？」と自慢気に
ワハハとその場を立ちさる社長。。。


誰かが小さく「.......ダサッ」とささやいたのは
社長が立ち去って数分後のことだった。

給料を握る権力者にはカラスも白いのだ...（笑）
チェブもグレムリンも同じなのだ....（笑）

大人の世界とは、そういうもんだ（笑）


今日のBGMは「Red Hot Chili Peppers/Bay The Way」